企画アイデアとストーリー作りに関する考察ブログ

創るとは、残すことに他ならない。日々接し、感じることが全て創造に繋がる。ここは、そんな自分が経験した出来事が作品に昇華されるまでの素材と過程を記していくブログです。

30秒でわかる:「シェイプ・オブ・ウォーター」俺たちのギレルモが大快挙!

祝! シェイプ・オブ・ウォーターがアカデミー作品賞、監督賞はじめ4部門を獲得する快挙! この映画は間違いなくヘンタイによるヘンタイのためのヘンタイ映画だ(いい意味で)! 「ヘンタイ」を「オタク」に変えてもよい。 時代を間違えたらデビッド・リンチ…

「ゲームマーケット2017」でストーリーテリングツールの可能性を見た!

アナログゲームによるストーリーテリング手法の可能性について その1 明けましておめでとうございます。 新年最初の更新は、少し前の話になるが、12/上旬に行なわれたイベントのトピックだ。 東京コミコンに皆さんは行っただろうか。soshakuももちろん行った…

スターウォーズ最後のジェダイ 観る前に知っておいて欲しいこと

ここのところエイリアンといい、ブレードランナーといい、新作が多すぎて付いていくのに必死なsoshakuです。しかも合間に東京コミコンやゲームマーケットがあって、そして更に極めつけがスターウォーズだ。このブログも更新する前に次から次にイベントが続い…

「ブレードランナー スケッチブック」その3 「2049」で変わったもの。変わらないもの。

ブレードランナーとシド・ミード シド・ミードは今回「ブレードランナー2049」のプロジェクトにも参加していて、今回出版された「THE MOVIE ART OF SYD MEAD VISUAL FUTURIST」によるとデッカードが身を隠しているホテルのデザインをふたつ手がけている。 監…

「ブレードランナー スケッチブック」その2 ちょっとその辺でメシ食ってくる

「ブレードランナー スケッチブック」に見る、40年前に考えられた40年後のリアルな現実 皆さんは、ブレードランナー2049観ただろうか?本国では事前の熱狂的なレビューと裏腹に興行成績は予想を下回るスタートだったようだが、soshakuが観た限りでは、雰囲気…

「ブレードランナー スケッチブック」に見るリドリー・スコットの壮絶なる執念!

今回も前回に引き続きリドリースコットを取り上げる。ストーリーに説得力を持たせるための「細部へのこだわり」だ。「ブレードランナー スケッチブック」というブレードランナーの設定画集を持っているのだが、改めて眺めてみるとリドリースコットのこだわり…

リドリースコットの原点に触れる「デュエリスト/決闘者」ストーリーと画作りの哲学

リドリースコットの原点に触れる「デュエリスト/決闘者」ストーリーと画作りの哲学 「エイリアン:コヴェナント」公開を期にリドリーの長編デビュー作「デュエリスト/決闘者」をDVD鑑賞。この後「ブレードランナー2049」も公開されるし、ここは再見しておか…

30秒でわかる「エイリアン: コヴェナント」ストーリー

エンジニアの母星で何があった!?「エイリアン: コヴェナント」壮大なミステリーの鍵はアンドロイドの夢だった! 遂に公開になった「エイリアン コヴェナント」。 79年公開した「エイリアン」に登場した生物と、謎の文明の背景を別の視点から描いて、新たな…

「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」から今後のシリーズ方向性を探る!

「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」から今後のシリーズ方向性を探る!前回に引き続き「ザ・マミー」を取り上げる。 この作品は往年のユニバーサルモンスターを現代に蘇らせ、それぞれのキャラクターを同じ世界でクロスオーバーさせるという、マーベルに端を…

30秒でわかる「ザ・マミー」ストーリー(ネタバレ)面白いストーリーは一文で表せる!

30秒でわかる「ザ・マミー」ストーリー:ネタバレ 面白いストーリーは一文で表せる! ストーリーを語る時に起承転結に分けたり、序破急で表したりというのは定番の手法だが、昔読んだシナリオ養成本に「ストーリーというのは良くできたものほどその構成はシ…

「星を継ぐもの」ストーリーテリングからの考察:完全ネタバレ

「星を継ぐもの」ストーリーテリングからの考察:完全ネタバレ 前回に引き続き「星を継ぐもの」を取り上げてみる。 このブログはストーリーがいかに作られていくのか、 その意義と過程を解き明かそうとすることが目的なので、今回は星を継ぐものがどのように…

「星を継ぐもの」一部ネタバレあり

SF

J.Pホーガン「星を継ぐもの」を完読した。 月面で発見された宇宙飛行士の死体が調査の結果50,000年前のものであることがわかり、そこからめくるめく宇宙の謎に迫っていくという、言わずと知れたハードSFの名作だ。 インターネットの概念がなかったり、モニタ…