企画アイデアとストーリー作りに関する考察ブログ

創るとは、残すことに他ならない。日々接し、感じることが全て創造に繋がる。ここは、そんな自分が経験した出来事が作品に昇華されるまでの素材と過程を記していくブログです。

「ゲームマーケット2017」でストーリーテリングツールの可能性を見た!

アナログゲームによるストーリーテリング手法の可能性について その1

 

明けましておめでとうございます。

新年最初の更新は、少し前の話になるが、12/上旬に行なわれたイベントのトピックだ。

東京コミコンに皆さんは行っただろうか。
soshakuももちろん行ったのだが、同時にビッグサイトで開催されていた「ゲームマーケット2017」が注目に値するイベントだったのでこちらの紹介を今回はしたい。

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ブレイク前夜?!アナログゲームの祭典「ゲームマーケット

仕事を通じて主催の方とお話をする機会があり、初参加となったのだが、ゲームマーケットとは簡単に言うとアナログゲームの祭典だ。
Wikipediaでは下記のように紹介されている

 

ゲームマーケットは、『電源不要ゲーム』のみを対象とした有料のゲームイベントである。東京では年2回春と秋に開催される。
(中略)同人系・商業系問わず多数のブースが出展されている。
参加者の年齢層は幅広く、一般参加者には親子連れも多く、低年齢層でも楽しめる専用のブースやフリースペースが設けられている。

 

アナログゲームといってもその幅は広く、トレーディングカードゲームTCG)からボードゲームテーブルトークRPGTRPG)、ゲームブックや、パズルゲームなど、とにかくありとあらゆる「電源不使用ゲーム」が勢ぞろいしている。

 

アークライトの方の話によると、ここ1年半ぐらいからこのジャンルが急激に流行してきており、同社が主催する件の「ゲームマーケット」も入場者が毎年増加しているし、なにより数万円するフィギュア入りボードゲームが予約段階で即完売する状態が続いているとのこと。

 

ゲームマーケットでも2万5千円する「クトゥルフ ウォーズ」が目の前でバンバン売れていってすぐに完売してしまった!

これが話題の「クトゥルフ・ウォーズ」

こちらの説明記事がわかりやすい

http://www.4gamer.net/games/138/G013826/20170808082/

 

私はアークライトのブースで販売していた「タイムボム」というカードゲームを購入した。
これは特殊部隊と、テロリストに分かれてお互いの身分を隠しながら片や爆弾を爆発させ、片や爆発させずに終了させることが目的の人狼型のゲームだ。
同様に1ゲーム一晩だけでという、手軽に人狼が楽しめる「ワンナイト人狼」の再販版を購入。ワンナイト人狼はシンプルながら家族4人で大盛り上がりした。

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アナログゲームは、戦略系ボードゲームというジャンルもあって今回私も初めて購入したのが、その名も「ウォーハンマー40000」。
まだ未プレイなのだが、ミニチュアをコレクションし、ペイントし、アーミーを編成して、2人以上のプレイヤーが自らの戦略と幸運を試すボードゲームで、歩兵軍団、強力な英雄、戦車部隊、怪物やエイリアンや巨大な戦闘機械など、自分の軍隊を自分の望みのままに作ることができる。

さらにWEBの説明によると、広範な設定や、豊かで無限のオプションを取り入れた戦闘やキャンペーンゲームで、自分で作り上げた戦場で展開されるそれぞれのミッションでは、同じゲームは2つとなく、オリジナルの物語を紡ぎだすことができるらしい。
何とも楽しそうではないか!

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初心者向けに5千円程度から楽しめるスターターキットが発売されている

 

 soshakuは体験ペイントが楽しくてつい初心者向けスターターキットを購入してしまったのだが、二人の子持ち妻帯者が友人と一緒に遊ぶ機会もなく未だ未開封である。

 

ストーリーツールとしてのアナログゲーム

話が横に逸れたが、
soshakuが特にアナログゲームに興味を持ったのは、アナログゲームというツールを通じてストーリーを紡いだり、体験することができる、更にそれらがアイデア勝負であり、低コストで制作できるところだ。

 

特にテーブルトークRPGTRPG)はその代表であろう。
TRPGは、複数のプレイヤーとゲームマスターがセットとなり、予め決められたシナリオまたは物語・舞台・遭遇などをまとめた資料をもとに、想像力を働かせながらロールプレイングゲームを行なうもの。
ゲームマスターはいわゆる世界のルールを司っており、審判であり、司会であり、神様でもある。
シナリオは市販されているものを使うこともできるが、ゲームマスターによる自作も可能で、同じゲームでもゲームマスターの方針やはからいによって内容も変化する。

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近年TRPG人気のきっかけを作った「クトゥルフの呼び声


ここで興味深いのは、TRPGの体験はストーリーの体現であり、この体験をまとめたものが小説になったり、動画化されている、「リプレイ」と呼ばれるものがひとつのジャンルになっているということだ。

こうした、ストーリーを創作するという観点からこのアナログゲームというものに俄然興味を持ったのだが、前述の通り2人の子持ち会社員からすると、なかなか人数を集めて遊ぶという機会を作るのも難しく、ハードルが高い。

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YouTubeには面白い「リプレイ」動画が数多くアップされている

 

最近はTRPGが遊べるカフェや、バーといった場所もあるらしいので挑戦してみるのもいいかもしれない。でもやっぱり1人で行くのは勇気がないかな。。
とりあえずボードゲーム作成キットというものを購入したので、これで少しアナログゲーム作りの研究をしてみようか。

 

次回はゲームとストーリーの研究についてより深く触れてみたい。

 

 

 

 

 

 

 

タイムボム

タイムボム

 

 

 

ワンナイト人狼

ワンナイト人狼